授業中に誤ってわいせつな動画を流したとして、山口県教育委員会は22日、県立田部高校(下関市)の男性教諭(57)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とし、発表した。
教職員課によると、教諭は9月30日、3年の生徒14人が受講する英語の授業で、教材用の画像を私物のタブレット端末から電子黒板に表示。予定枚数を終えて先送りしたところ、同じクラウド上に保存されていた上半身裸の女性が映った動画が2、3秒流れた。教諭が校長に報告し、全校集会と保護者会を開いて校長が説明と謝罪をしたという。
教諭は「危機意識の欠如により取り返しのつかない愚行を犯し、深い後悔の念しかない」と述べている。県教委は22日付で、各教員に配布している指導用のタブレット端末を使うことが原則とした上で、私物を使う場合は事前にデータを確認することを求める通知を、県立学校長と各市町教委に出した。
原文出處 朝日新聞