25日に投開票された台湾の最大野党、中国国民党の党主席選で、朱立倫元主席(60)が同日夜、党本部で勝利宣言を発表し、党内の団結を呼びかけた。朱氏は「これからは両岸(中台)の交流を推進すると同時に米国に党の事務所を開設する」と述べ、「親米和中」の姿勢を強調した。
一方、朱氏と激しい選挙戦を展開した親中派の張亜中・元台湾大教授(66)は「自分の理念が受け入れられなかった。残念だ」と敗北を認めた。再選を目指したが3位に終わった現職の江啓臣氏(49)は「新しい党主席の下に結束しなければならない」と訴えた。
原文出處 產經新聞