道内の新型コロナウイルス感染者が札幌以外でも急増している。直近1週間の札幌以外の新規感染者数(9日現在)は3週間前の4月中旬の4倍に増加。9日には初めて同じ日に14管内全てで新規感染者が確認された。札幌を除く石狩管内や後志管内などで増加が目立ち、各地に感染拡大の「波」が寄せ始めている。
道は要因について、感染力の強い変異株流行や、大型連休での人の移動などが影響しているとみる。
居住地が札幌以外の直近1週間(今月3~9日)の道内新規感染者数は558人で、3週間前(4月12~18日)の136人の4倍に上る。全体に占める割合も直近1週間は約28%で3週間前より約5ポイント上昇した。
管内別にみると、札幌を除く石狩は3週間前に23人だったが、直近では約8倍の183人に急増。3週間前に4人だった後志は、直近では約14倍の59人に跳ね上がった。上川、胆振、空知なども増加傾向だ。
原文出處 自由時報