林芳正官房長官は7日の記者会見で、石破茂内閣の発足に伴う記念写真の編集処理を行ったことを明らかにした。当初、首相官邸のホームページ(HP)に掲載された写真は、モーニングを着用した首相や中谷元防衛相の腹部のシャツが見えていたことからインターネット上で「だらし内閣」と揶揄(やゆ)されていたが、編集処理で首相らのウエストの位置が高くなり、シャツは見えなくなっていた。
林氏は「組閣時の記念写真など官邸の公式行事での集合写真は記念写真として末永く記念に残るもののため、これまでも軽微な編集処理は行っている」と釈明した。一方、林氏は官邸の公式X(旧ツイッター)で、首相が5日に大雨で甚大な被害を受けた石川県能登地方を視察したことを報告した際、首相に敬語を使う言い回しが不適切だったとして表現を修正したことも明らかにした。当初は「(首相が)能登の被災地を訪問し、お一人お一人と話され、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにされました」と官邸側の立場の首相に敬語を使っており、「北朝鮮のようだ」と批判されていた。
原文出處 產經新聞