道内のガソリンが平均で1リットル160円台、軽油が140円台と高騰し、緊急事態宣言の解除でようやく動き始めた観光・物流業界の足かせになっている。15日には道の旅行助成事業「新しい旅のスタイル」が再開されるなど、人や物の動きの回復が期待されるだけに関係者は頭を抱えている。
苫小牧市のウトナイ湖ではハクチョウが飛来し、道の駅ウトナイ湖には平日で千数百人、土日は3千人以上が訪れている。ただ、国の観光支援事業「Go To トラベル」があった昨年と比べると1、2割少ないという。道の駅の西村宏基駅長(55)は「宣言解除で鳥を見に来る人たちが先週から増えてきたが、ガソリン価格の上昇が逆風になっているようだ」と話す。
原文出處 北海道新聞