約3600年前に中東ヨルダンの死海の北東部にあった古代都市が、巨大隕石(いんせき)が空中爆発した際の超高温の爆風で消滅した可能性を示す証拠が見つかった。
米トリニティー・サウスウェスト大などのチームが20日、遺跡の調査結果を科学誌サイエンティフィック・リポーツ(https://doi.org/10.1038/s41598-021-97778-3別ウインドウで開きます)に発表した。旧約聖書で、神の怒りを買って「天の火」で滅ぼされた都市「ソドム」ではないかとチームは指摘している。
遺跡は、死海の北東部に存在した古代都市「トール・エル・ハマム」など。一帯は約3千年にわたって繁栄したが、紀元前1650年ごろに突如姿を消し、以来300~600年間、不毛の地だったことがわかっている。
原文出處 朝日新聞