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爆破テロで犠牲に、米兵13人の横顔 家族・友人ら語る


米国防総省は28日、アフガニスタンの爆破テロ事件で亡くなった米兵13人の身元を発表した。海兵隊や海軍、陸軍に所属する20~31歳の男女で、うち11人が20代前半。「米史上最長の戦争」が始まるきっかけとなった2001年の同時多発テロ時は、多くがまだ乳児だった。

「私はこの仕事が好き」

海兵隊に所属するニコル・ジーさん(23)は20日、アフガニスタンの首都カブールからインスタグラムにそう投稿した。写真の中で、両手に抱えた小さな子をじっと見つめている。

22日には、空港で人びとを機体へと誘導する様子をあげた。迷彩服に銃を構え、ぎこちなく笑っている。だが、これがジーさんの最後の投稿になった。

3年以上同居し、「最も親しい友だち、永遠の姉妹」という同じ海兵隊の女性は「私たちの世代は上官から聞かされる戦争をいつも、すごく縁遠い話だと感じていた」とフェイスブックに記した。「戦争の話、その犠牲者、国旗で覆われたひつぎ。それらはもう、縁遠いものではない」

同時多発テロでは2977人が犠牲になった。米国は「対テロ戦争」としてアフガニスタンやイラクへの攻撃に踏み切り、米兵だけで約7千人が亡くなった。

原文出處 朝日新聞