台湾の蔡英文総統は23日、台北市の病院で同日から始まった台湾のワクチンメーカー「高端(メディゲン)」が開発した新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた。このワクチン接種を受けたのは蔡氏が初めて。
台湾は海外からのワクチン調達に苦戦しており、蔡氏は「国産ワクチン」の有効性と安全性をアピールし、接種率向上を図りたい考えだ。
台湾は5月中旬から市中感染が拡大したが、外食全面禁止などの厳しい規制により抑え込みに成功した。
ただ、各国で感染力が強いデルタ株の感染が拡大し、台湾のワクチン接種が遅れていることから、全土で4段階のうち厳しい方から3番目の警戒レベルを当面継続する方針。
蔡氏は医療関係者から説明を受けた上で落ち着いた様子で接種を受けた。
原文出處 產經新聞