米アップルは20日午前(日本時間21日未明)、デザインを一新した新たな「iMac(アイマック)」や、荷物などに装着して紛失時に場所を探せる新製品「AirTag(エアタグ)」、新たな「iPad(アイパッド)・プロ」などを発表した。
iMacは、自社製のチップ「M1」を搭載したことで、従来より大幅に薄いデザインになった。色も7色で提供される。価格は、4色限定で1299ドル(日本では税込み15万4800円)~、より高機能なタイプはその4色を含む計7色で1499ドル(同17万7800円)~。今月30日に予約の受け付けを開始し、5月後半に発売する。
エアタグは、iPhone(アイフォーン)の周辺機器として使う新製品で、バッグや鍵束、財布などさまざまなものに装着し、場所が分からなくなったときにiPhone上で位置を探す仕組みだ。価格は29ドル(同3800円)で、今月23日に予約の受け付けを始め、30日に発売する。エアタグは昨年来、発表が予測されてきた。
新たなiPad・プロには、自社製チップの「M1」が搭載され、処理能力や拡張現実(AR)の機能が大幅に向上した。「5G」の通信機能を搭載するモデルも提供される。価格は、11インチモデルで799ドル(同8万8800円)~、12・9インチモデルで1099ドル(同11万7800円)。今月30日に予約の受け付けを開始し、5月後半に発売する。
アップルはまた5月から、世界170の国と地域で、ポッドキャスト上で有料課金サービスの提供を始めることも発表した。月ぎめの利用料を払い、番組を聴く形式だ。
原文出處 朝日新聞