米ホワイトハウスは13日、バイデン大統領の盟友であるドッド元上院議員(民主党)と、アーミテージ、スタインバーグ両元国務副長官が同日、台湾への非公式訪問に出発したと発表した。3人は、台湾関係法が1979年4月10日に制定されて42年を迎えたのに合わせ、バイデン政権の「非公式代表団」として訪台し、台湾の政府高官らと会談するとしている。
アーミテージ氏は共和党の息子ブッシュ、スタインバーグ氏は民主党のオバマ元政権下で国務副長官を務めた。両氏の派遣は米国が超党派で台湾を支える決意を示す狙いがある。
ホワイトハウスは声明で「3人は台湾と長年の友好関係にあるほか、バイデン大統領とも個人的に親しい」と指摘し、彼らを派遣したのは「米国が台湾およびその民主体制への関与(の深さ)に関して重要なシグナルを送るものだ」と強調した。
バイデン政権高官の訪台をめぐっては、3月末に台湾と外交関係があるパラオのウィップス大統領が台北を訪れた際に、駐パラオ米大使が同行し、中国による台湾の外交孤立化政策に対抗する立場を打ち出している。
原文出處 產經新聞