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「マニュアル通りゆえ」 みずほ銀頭取が語った「反省」


みずほ銀行の全国のATMやネットバンキングで相次いだ障害は、みずほの経営にとっても大きな痛手だ。過去に繰り返したシステム障害は経営を大きく揺るがせ、立て直しに向けて新システムを導入したばかりだったためだ。顧客からは「緊張感が足りない」と厳しい声が上がっている。

「大変寒いなかATMに来て下さって、取引ができなかった。人もすぐさまかけつけなかった。お客様に大変つらい思いをおかけした」。みずほ銀行の藤原弘治頭取は1日の記者会見でそう陳謝した。

旧3行の経営統合で誕生したみずほ銀では発足直後の2002年と、東日本大震災の11年に大規模なシステム障害を起こし、当時の頭取らが引責辞任する事態に発展。安全なシステム構築は長年の重要な経営課題で、2度の延期を経て2019年夏までに4千億円超を投じ、銀行の「心臓部」の勘定系システムを刷新した。

原文出處 朝日新聞